キリンビバレッジ×ドリンク屋
飲料技術研究所に潜入取材
第4弾「新しいFIREについて」編
場所:神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1 2016年秋撮影
今回のFIREは”突き抜けた香ばしさ”。
これをキーワードにして、とにかく、缶コーヒーだけど圧倒的に香ばしいコーヒーを作ろうというテーマで取り組んできました。今までの缶コーヒーにはない香ばしさ、苦さというものが実現できたと考えています。大規模にサンプリングさせていただいた10月4日に発売となりました”FIRE エクストリームブレンド”。
缶コーヒーらしい味と、レギュラーコーヒーらしい味と言うものを、うまく融合できた味わいが出来たと思っています。
飲まれた方も飲まれていない方もぜひ一度お試しください。よろしくお願いします。
飲料技術研究所潜入取材 第4弾「新しいFIREについて」編
Q:新しいFIREについて

今回のFIREは”突き抜けた香ばしさ”。これをキーワードにして、とにかく、缶コーヒーだけど圧倒的に香ばしいコーヒーを作ろうというテーマで取り組んできました。どの品種についても、どのシリーズについてもそれは体現できたかな、という風に考えています。
特に、圧倒的な香ばしさを実現するために、これまで使ってこなかったような”本当に焼きの強い深く焼いた豆”を使っていて、それをうまく使うことで今までの缶コーヒーにはない香ばしさ、苦さというものが実現できたと考えています。この「エクストリームブレンド」という商品は、今回私が担当させてもらって開発した商品になりますが、非常に”香ばしさ”が強い特徴があるかなと思っております。

先程、”焼き”の話をさせていただいたんですが、かなり(煎りの)深い豆を使っていまして、コーヒーの香ばしさや力強さが非常に分かりやすく造れたと自負しております。缶コーヒーらしい味と、レギュラーコーヒーらしい味と言うものを、うまく融合できた味わいが出来たと思っていて、私はこの商品が大好きです。
レギュラーコーヒーは、香り立ちのところが非常に特徴的かなと思います。豆を挽いた時の香りだとか、淹れたての香りというのはやはり強く残っていて、ここを楽しむにはやはりレギュラーコーヒーの方がいいのかな、と思います。
一方、缶コーヒーの方は、非常に力強いコーヒー感というのが非常に特徴的かなと思っていて、先ほど”戻り香”についてお話しましたが、飲んだ後の余韻は缶コーヒーならではの力強いコーヒー感を楽しめるのは、こちら(缶コーヒー)かなと思っています。
レギュラーコーヒーを目指して缶コーヒーを開発してきたというのは、歴史上は間違いなくございます。香り立ちのところであるとか苦さのところとか、なかなか缶コーヒーの技術的な課題もありまして、なかなかレギュラーコーヒーには敵わない部分もあったかなと。ただ、ここ数年は技術も上がってきて、香味自体も近しいところを再現できるようになったところもありますが、これだけレギュラーコーヒーを手軽に飲まれるようになったとすると、缶コーヒーらしい魅力というのを特徴にした、缶コーヒーの開発も需要があると考えています。
Q:今後開発したい飲料について
香りにこだわったコーヒーを作りたいと思っています。
製造工程上、例えば淹れてすぐ飲んでいただく、と言うものではないので、逆に、いつでも飲んでいただけるというのが缶コーヒーの魅力なんですが、香りというのはどうしても時間とともに弱くなりますので、いつでも飲める缶コーヒーなんですけれど、香ばしい香りも十分に楽しめる商品を作りたいと思います。
私は缶コーヒーならではの美味しさを作りたいと思っています。言ってしまうと、レギュラーコーヒーよりも美味しい、レギュラーコーヒーよりもコーヒーの香りのしっかりとした缶コーヒーを作りたいと思っています。淹れたてのレギュラーコーヒーをさらに強くした、レギュラーコーヒーでは作れない、香りの強さのコーヒーを作ることを理想の香味と思っています。
Q:開発者からのメッセージ

大規模にサンプリングさせていただいたこちらの缶コーヒーなんですけれども、飲んでいただいた方もいらっしゃると思いますが、10月4日に発売となりましたこちらの”エクストリームブレンド”がその中身になっています。
飲まれた方も飲まれていない方もぜひ一度お試しください。よろしくお願いします。