キリンビバレッジ×ドリンク屋
キリンビバレッジ滋賀工場に潜入取材
第1弾「午後の紅茶」編
滋賀県犬上郡 多賀町敏満寺1600  2016年春撮影
Q:フレッシュカット製法に関して
発酵させた茶葉を現地で加工されて日本に持ってくるのですが、現地での最後の工程でカッティングしたものを日本に持ってきて使わせていただきます。
この、カッティングの工程を海外ではなく、日本の国内で行っているという点が変更点です。
紅茶も、色が付いてるのはそもそも緑茶よりもすでに酸化しているためで、発酵という変化が起きた結果、茶色になっているのですが、カッティングする工程は、さらにその変化が起きやすくなってしまうため、美味しい成分や香りが少し逃げやすくなってしまう部分があります。
酸化すると少し丸みを帯びたというか、雑味があるような味わいになるんですが、日本で加工することで、スッキリとした味わいになります。

本社潜入取材 第1弾「午後の紅茶」編
Q:フレッシュカット製法に関して従来の製法との違い、風味や味わいが変わったと思うのですが、そちらについてお聞かせください。
先ほどの生茶と一緒で、風味を出すために工夫がありますけれども紅茶は元々日本の文化ではなくインド等から伝わった文化ですけれど発酵させた茶葉を現地で加工されて日本に持ってくるのですが、現地での最後の工程でカッティングしたものを日本に持ってきて使わせていただきます。
この、カッティングの工程を海外ではなく、日本の国内で行っているという点が変更点です。
お茶屋さんでは、必ずお茶は缶に入れて売られていますよね?
あれは(お茶の葉が)酸化しやすいからなんです。

紅茶も、色が付いてるのはそもそも緑茶よりもすでに酸化しているためで、発酵という変化が起きた結果、茶色になっているのですが、カッティングする工程は、さらにその変化が起きやすくなってしまうため、美味しい成分や香りが少し逃げやすくなってしまう部分があります。海外でなく、製造の直前に日本で行うことでよりフレッシュな香り立ちとスッキリとした味わいの紅茶になります。
酸化すると少し丸みを帯びたというか、雑味があるような味わいになるんですが、日本で加工することで、スッキリとした味わいになります。

それぞれの紅茶に求める味わいというのがお客様にはあると思うのですが、ストレートティーでしたら、「紅茶の感じは強いけれどもスッキリとした味わい」ですとか、レモンティーでしたら、「酸味があって香りがするのに合うもの」ですとか。あと、ミルクティーでしたら、小腹満たし的に、「ミルクのボディ感とかも欲しいと思いつつも、紅茶の感じも欲しい」というお客様のニーズもあると思うので、そういうものに合うような茶葉をそれぞれ選んでおります。

午後の紅茶のストレートだと「ディンブラ茶」というのが華やかでスッキリとした味わいでレモンティーでいうと「ヌワラエリア」という茶葉。ミルクティーで言うと「キャンディ」というお茶がそれにあたるんですが、そういった品種を、それだけでなく、ブレンドもある程度していますがお客様が期待する味わいに合った茶葉を選んで使っています。